トップページへ戻る

2010年11月01日

智慧カード2、誕生

智慧カードの新版の制作を行っていました。今回は、ユーザの皆様の声を反映した大幅な改良を加えています。「智慧カード2」と名称も変更しました。従来通り、TRIZの発想カードとして使えますが、より広い用途で発想ツールとして使えるようになりました。


1.デザインは、iPhoneアプリ「IdeaPod」と親和性高く

chiecard2-card-uekara.jpg


2.表記を、日本語/英語の併記に

chiecard2-card-hand.jpg

これまで、企画・開発チームの中に外国の方が入るようなグローバル企業のユーザさんは、日本語版ではなく英語版の智慧カード(Idea Pop-up Cards)をお求めいただいていました。今後は、ベンチャー・中小企業殿の中からも英語での展開をされるところが多いことをかんがみて、日本語と英語の併記を標準仕様にしました。多国籍のメンバーでブレインストーミングをするような場でそのまま使えます。


3.技術系だけでなく、ビジネス系のアイデア発想にも

chiecard2-card-book.jpg

「智慧カードで学ぶ発明原理40」という名称の本が標準で同梱されています。

「智慧カードの解釈」を助ける説明や、「技術的な問題への解決策発想の手がかりとなる具体事例」がついています。”このフレーズはどういう意味だろう?”というときに参照すると具体的な製品例が理解を助けます。

また、智慧カードのユーザには「非技術分野」のビジネス領域で用いる方も多く、「組織の課題への解決策」や「プロフィットモデルの構想」時に用いられています。この本では、「ビジネス分野(非技術分野)」のアイデアだしにときに、発想の手がかりとなるものを、あわせて掲載しました。新規サービスのアイデアをブレストする時に便利です。

ビジネス系、技術系の両方のユーザにとって、智慧カードをよりよく活用してもらえるものとなるでしょう。TRIZの発明原理をさっと短時間で読みたい、というニーズにも応えてくれるでしょう。





智慧カードの売り上げは、これまでも「地域企業の技術課題の大規模調査事業(※)」などに活用させていただきました。今回の「黄色い本」も、新しいコンテンツを社会に提供していくことで社会に創造的な手法が活用されることに貢献できれば、という願いをこめて作り作りました。ぜひご活用していただけましたらば幸いです。

「地域企業の技術課題の大規模調査事業(※)」:
中小企業の技術トレンドと技術課題〜宮城県内の製造業系の中小企業が直面する技術トレンドと技術課題をTRIZ の観点でたずねたアンケート調査結果〜 
Mi-TRIZ_report_001.pdf

(従来の智慧カードをお持ちの方で、黄色い本をご希望の方は、宮城TRIZ研究会(石井)までご相談ください)


宮城TRIZ研究会 会長 石井力重







Infomation

11月1日より、智慧カード2の出荷が開始しました。
従来通り、アマゾンと、オンラインショップから入手できます。








プレスリリース

chiecard2_press_img.jpg

(クリックでPDFファイルが出ます)







黄色い本

概要を紹介します。(クリックで大きく)

ishiirikie_blog_DSC03626.jpg ishiirikie_blog_DSC03627.jpg ishiirikie_blog_DSC03639.jpg ishiirikie_blog_DSC03640.jpg

及び、事例ページ (http://triz.sblo.jp/archives/20070810-1.html) の一部に紙面を掲載しました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

追記:

黄色い本のサンプル版を電子書籍の形式で、公開しています。

(iPad、iPhoneでも閲覧できそるそうです)

posted by 宮城TRIZ研究会 at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | Mi-TRIZ 2010年

2010年10月31日

TRIZホームページに紹介されました

中川先生のTRIZホームページ、および、中川先生のメールマガジンに私たちのことを紹介していただきました。

WEBサイト http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/jpapers/2010Papers/IshiiRikie-TRIZSymp2009/IshiiRikie-TRIZSymp2009-100922.htm

メールマガジン(2010年10月1日付)より引用:


[2] TRIZシンポ2009 発表:

「TRIZ普及リーダをサポートする会議ツールの開発
〜 9windows(新製品アイデア会議用)ボード 〜」

石井力重 (アイデアプラント)、

第5回日本TRIZシンポジウム ポスター発表、
2009年9月10-12日、国立女性教育会館、埼玉県比企郡嵐山町、

紹介: 中川 徹 (大阪学院大学) (英文: 2009年11月22日)。

著者は仙台市で「宮城TRIZ研究会」という有志のグループを作り、
地域企業向けに活動しています。
公募での研修を行い、毎回簡単なTRIZ技法を説明して演習した。

そのようにしてTRIZを習得した人たちが、自分の会社などで
新製品開発のミーティングなどにTRIZ技法を試みようとすると
やはり難しい。

そのような場でよりやさしく使えるように、技法をサポートする
ツールを作った。

最も要望が大きかったのが、新製品開発のアイデア会議で使う
9画面法のツールであったという。
そのツールは簡便で楽しい、「9画面法の白地図」のようなもの
になった。
柔軟な発想が楽しい技法開発です。

論文の拡張概要(1ページ)和文 、概要英文版、
ポスタースライド和文(16枚)、ポスター紹介スライド英文(4枚) 、
中川による簡単な紹介(「Personal Report」抜粋、英文)。



ありがとうございます。

中川先生の膨大で綿密な運営のおかげで、国内のTRIZ情報が集積・活用されています。

宮城TRIZ研究会の対外的な活動においても、地域企業の発展を支援するべく、鋭意邁進していきたいと思います。


先日の大阪での学会の折、中川先生から「石井さん、コラボページに、A4一枚ぐらいの記事を時々、書いてください」と、ありがたいお言葉をいただきました。中川先生のTRIZホームページの水準を考えると、身の細る思いですが、精一杯書いてみたいと思います。

これまで書いてきたものの中から、コンセプトに合うものを、ブラッシュアップしてみたいと思っています。(できれば、新しい表現も取り入れたいです。)
posted by 宮城TRIZ研究会 at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | Mi-TRIZ 2010年

2010年10月26日

智慧カード2、誕生

久々の更新です。地場の活動ばかりでネット上の広報が滞っていてすみません。

智慧カードが、好評につき、売り切れ状態となっていまして、第3版の制作を行っていました。


今回のデザインは、iPhoneアプリ「IdeaPod」と親和性の高いものにしました。

また表記を、日本語/英語の併記としました。

これは以前から、グローバルなチームでは、日本語版ではなく英語版の智慧カード(Idea Pop-up Cards)をお使いいただいていたのですが、その動向はますます強くなり、今後、ベンチャー・中小企業殿の中からも英語での展開をされるところが多いことを鑑みて、日本語・英語併記を標準仕様に採用しました。

さらに「智慧カード2」の制作を記念し、技術とビジネスのアイデアを引き出す「黄色い本」を作成しました。

「智慧カードで学ぶ発明原理40」という名称の本で、中には「智慧カードの解釈」を助ける説明や、「技術的な問題への解決策発想の手がかりとなる具体事例」がついています。

また、智慧カードのユーザには「非技術分野」のビジネス領域で用いる方が意外と多く、「組織の課題への解決策」や「プロフィットモデルの構想」時に用いられています。そこで、智慧カード(TRIZの40のブレークスルーパターン)を、そうした「非技術分野」での示唆としてとらえたときに、発想の手がかりとなるものを、あわせて掲載しました。

ビジネス系、技術系の両方のユーザにとって、智慧カードをよりよく活用してもらえるものとなるでしょう。TRIZの発明原理をさっと短時間で読みたい、というニーズにも応えてくれるでしょう。

智慧カード2の発売を記念して、この黄色い冊子は無料で同梱されていきます。(数百冊ありますので、これからの数ヶ月間は、この冊子が含まれたものが届きます)。ぜひご活用ください。

智慧カードの売り上げは、これまでも「地域企業の技術課題の大規模調査事業」などに活用させていただきました。今回の「黄色い本」も、新しいコンテンツを作り社会に提供していくことで社会に創造的な手法が活用されることに貢献できれば、という願いをこめて作り作りました。ぜひご活用していただけましたらば幸いです。

(従来の智慧カードのユーザの方で、黄色い本をご希望の方は、宮城TRIZ研究会(石井)までご相談ください。)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
追記:

黄色い本のサンプル版を電子書籍の形式で、公開しています。

(iPad、iPhoneでも閲覧できそるそうです)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


宮城TRIZ研究会 会長 石井力重



Infomation
11月1日より、智慧カード2の受注・出荷が開始されます。
価格と販売チャネルは、従来と同じです。
今週・来週中に、各所プレスリリースからご案内いたします。


黄色い本

ishiirikie_blog_DSC03626.jpg ishiirikie_blog_DSC03627.jpg ishiirikie_blog_DSC03639.jpg ishiirikie_blog_DSC03640.jpg

http://triz.sblo.jp/archives/20070810-1.html のうち「1,4,10,22,27,28,34,35,39」については、黄色い本の中身を撮影したものを掲載しています。ぜひご覧ください。
posted by 宮城TRIZ研究会 at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | Mi-TRIZ 2010年

2010年10月24日

Idea Pop-up Cards を贈呈

今年のTRIZシンポジウムは宮城TRIZ研究会からは参加・発表ができませんでしたが、代わりに、智慧カードの英語版である「Idea Pou-pu Cards」をメーカー(マグネットデザイン社)殿のご好意で提供できることに。

海外からの参加者の方に、日本に来たことがよい体験となればと思い、贈呈させていただきました。

ishiirikie_blog_DSC03096.jpg

ishiirikie_blog_DSC03095.jpg
posted by 宮城TRIZ研究会 at 03:23| Comment(0) | TrackBack(0) | Mi-TRIZ 2010年

2010年02月12日

つぶやかないツイッター、始めました。

「智慧カード Twitter」を作りました。

 https://twitter.com/ChieCard

「フォロー」よりも「ブックマーク」するほうが、オススメです。


アイデア出しをしたい時に眺めるページとしてつくりました。
ですので、いつ見に来ても、41ツイートのまま、です。


ツイッターの特性を活かして2つのことが出来ます。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1)RT(ReTweet)で、一人ブレスト
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ツイッターには、RT(リツイート)で、元のつぶやきを引用する機能があります。

アイデアを考えているとき、https://twitter.com/ChieCard を表示して、気になるものだけを、つぎつぎRTすれば、タイムラインに、自分への発想の示唆リストが出来ます。

あとで、「自分のつぶやき」に並んだフレーズを眺めつつ、アイデアを出せば、隙間時間や通勤時間が、知的生産の場になります。

 iPhone/iPod touchユーザの方へ:
 智慧カードを、フリックで次々めくれる発想専用アプリ
 「IdeaPod」もぜひご活用下さい。
 シャッフルを押すと、あなたに必要なカードを提示します。


 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2)ハッシュタグで、ゆるやかな情報共有
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

引用してつぶやく時、ハッシュタグ「 #chiecard 」か「 #TRIZ 」を引用文に入れると、他につぶやいている人とゆるやかなつながりが出来るでしょう。
#chiecard のつぶやきをみる
#TRIZ のつぶやきをみる

智慧カードの作者( @ishii_rikie )も、一人ブレストに、便乗ツイートさせてもらうかもしれません。








■■■■

【初めての方へ】

このサイトへのご訪問ありがとうございます。

智慧カードの「インフォメーション(含む、リンク集)」をご欄になりたい方は、こちらをクリックして下さい。
posted by 宮城TRIZ研究会 at 03:19| Comment(0) | TrackBack(0) | Mi-TRIZ 2010年

2009年11月26日

The World According to TRIZ(ビジネスウィーク記事)

ビジネスウイークの2006年の記事に、TRIZの記事がありました。

「The World According to TRIZ」

原文

グーグルの翻訳ページ


後半、IDEO、ビジネスエスノグラフィー、についての言及もあり、興味深い記事です。
posted by 宮城TRIZ研究会 at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | Mi-TRIZ 2009年

2009年09月14日

TRIZ学習プロセスをTRIZ技法で最適化できないか?

TRIZシンポジウムで示唆を得て、また、各個人の方とお話をして、技法としてのTRIZ,その学習プロセスを、再構築するヒントがうっすら感じられました。

理想解をもちいて発想すれば、TRIZはどうあるべきか?
としばらく考えていました。
(アカデミアの議論とは全く違い、そういう視線の議論よりも
 レベルが低くて恐縮ですが)

それから、「究極の一人像」(≒ペルソナ)で
それらの勉強の仕方を、きっちり具体化したい。とも。
(これは、デザイン開発の時の概念です。)

そんなメモでした。
posted by 宮城TRIZ研究会 at 10:34| Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZとは&TRIZに関する考察

2009年09月13日

9windowsボード(新製品アイデア会議ツール)

9windows_kinyuurei.jpg
(クリックですごく大きくなります)


TRIZシンポジウムで掲示した記入例の写真を掲載します。
具体的にはこんな風に使いますよ、という
テイストを少しでもお伝えできれば幸いです。

どこでかえるのか、さがしてもわからなかった、という声をいただきました。アマゾンのリンクをはっておきます。

9windows(新製品アイデア会議用)ボード


なお、このホワイトボードシリーズのお得なセット(6種セット)について、一部でコメントしましたが、それはこちらです。

ブレイン・ペーパー フルセット 6種
posted by 宮城TRIZ研究会 at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 宮城TRIZ研究会のアイテム

TRIZシンポジウム2009(2日目、3日目)

2009年のTRIZシンポジウム、全三日間の日程が、終了しました。

二日目と三日目について、簡単にレポートします。

二日目、実は私は東京で、クライアントとの打ち合わせがあり、シンポジウムには参加できていませんでした。(そして、IDEOのTom Kelley氏の講演を聞いていた前後の時間、クライアントとの打ち合わせをずっとしていたのでした)。

二日目は夜のプライベートなディスカッションタイムに参加しましたが、とても真剣かつ活発な意見交換やアイデア創出がなされていて、集まる人の創造的なエネルギーを強く感じることができました。

三日目午前は、世界的に見た時にTRIZの若きホープであるダレルマン氏の講演がありました。

彼の知の体系化は、とても興味深い洞察にみちています。TRIZだけじゃなく、それの中でのTRIZを位置付けていくなかで、TRIZの拡張概念領域や可能性を聞き手も広げていくことができる面白い五講演でした。基本的に同時通訳は尽きません。質疑応答はサマリアップして翻訳してくれます。そのため、和文スライドを同時に表示してくださいます(協会の鋭意努力のたまもの)。しかし、迫力あるプレゼンをそのまま聴けた方がいいので、やはりある程度、英語が聞き取れる能力があるほうが、TRIZシンポジウムは、格段におもしろくなるとおもいました。

三日目午後は、ポスター発表です。私もそこで発表しました。実は、私はこの出張前に、きつい腰痛になっていて、シンポジウム期間、風邪をひいたようで、のどがはれていて声がはれない、という、かなりスピーカーとして健康管理的に×な状態でした。本当は人前で話す時には、聞いてくだされる方に精一杯をおとどけしたいとおもってお話しするのですが、今回は、不十分であったとおもいます。これについては、今後の大きな糧として、健康増進を自らに義務付けようと思いました。

内容は、先日の動画で公開した内容です。また、実際に掲示したシートは、こちらです。こんな例を記入していました。


夕方は、特に印象に凝ったのは、産能大の澤口先生のご発表でした。TRIZありきでイノベーション教育の導入口は、はかりにくいのが実情。そういうなかで、彼ら産能大の教育プログラムは、ディスカッション中心で、最終的にTRIZ的な概念にたどりつき、学習効果をもらたすような、よい構造のものでした。そういうトレーニングを提供できるのは、TRIZに対する深い知識と、教育工学的なノウハウの蓄積が大きいのではないかと、一人察していました。


全般的に、不況期深くなったこの時期に、シンポジウムに、この規模の人数(目算ですが100名を軽く超えています)が参加したのは、とても意義深いことと思います。景気の先行きは不透明ですが、また、分野まだらに回復したならば、その時に増加する活動になるのだろうと、直感的におもいました。

参加するには、結構な時間と費用がかかるのも事実です。しかし、TRIZの初心者にとっては、2年出てみると、きっと、TRIZを一通り、理解して使える水準になるのではないかとおもいます。多く参加者の方を見ていると、そういうタイムスパンで、TRIZの活用者として最小限サイズまで成長する時間の長さは、2年ぐらいかなぁとおもいます。

それを超えると、事例発表をするような時期に入り、一層の活用をされたり、別の手法とのミックス活用といった思考がでてきて、「自社の発展系のTRIZ」が再構築されていく、そんな傾向があるように見えました。(もちろん、根づくまえに、多くの困難がなかったわけではなくその時期まで来る方は、相当強靭な精神力でのりきっているのだとおもいます)


多くの平均的な参加者にとって、「基本の新規要素の獲得」フェーズが終わりつつあり、次のステージへの探索的な意識が、あちこちで見られていた、と私の印象的には、感じられました。それがいかなる方向に発展・加速していくのか、興味深い所だと思います。


追記:

@IT(アイティメディア社)のイベントカレンダーでも、このイベントを掲示しておりましたが、それをご覧になってご参加いただいた方がいらしたら、この場を借りて御礼申し上げます。
posted by 宮城TRIZ研究会 at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZシンポジウム2009