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2008年07月24日

仙台コーディネータ協議会で、TRIZ分科会が始まりました。

TRIZbunkakai_01.jpg

この活動は2つの組織の共同運営による勉強の場です。

一つは、宮城TRIZ研究会。もう一つは、仙台コーディネータ協議会のTRIZ分科会。どちらも私がオーガナイザーになって運営しています。

前者としては、地域の企業の技術課題を解決する人材を育成する、という目的があります。

後者としては、コーディネータの問題解決力アップ、コンサル的能力のアップを目指す、という目的があります。

昨年までの宮城TRIZ研究会は、企業の技術者と学び合う場でした。今年は、コーディネータも対象にしたのは理由があります。この地域の将来の可能性を高める。それにつきます。いい企業を育てるには、支援する側の人も育てる必要があります。私にできることは微かです。しかし、その範囲で精いっぱい行おう、ときめて、今年度はこのようなスタイルを決定しました。


開催報告

今回は、コーディネータなどの方が7名くらい参加されました。「発明原理」をもちいて、技術的課題を解決する方法を解説しました。そして智慧カード(TRIZを意訳した40枚のカード)を用いて発案する方法を説明しました。

後半は、参加者の方から、技術的に困りごとを出していただいて、それをみんなで考える、ということをしました。必ずしもTRIZにこだわりません。コーディネータ同士が課題をもちよって相互検討する、そういう場の中でお互いが前に進めば、よいと思っています。

最後には、オーガナイザーを務める私の志しを少しお話させてもらいました。「世界中から尊敬される企業を次々輩出する20年後をつくりたい。そこに至るには優秀なコーディネータも必要です。一緒にさらに前に進みましょう」と。


最近は、仙台の公式の場でも、最近は、そういう志しのトーンを隠さないで素直に進めることにしました。それに共鳴できる人と一緒に、未来を作りたいですから。

今回は、初回ということもあって、TRIZ分科会のメンバーのみで構成しました。次回(8月下旬)からは、企業の技術者の方の参加も募集します。次回以降の内容と日程は、宮城TRIZ研究会の公式サイトをご覧ください。

詳細はこちら


次回は、前半の説明部分もできるだけ座学だけでなく、実験的に、新しい説明スタイル(特に「アイデア創発・ライブ!」的なもの)を試してみようと思います。できることならたのしく学んでもらいたいですから。
posted by 宮城TRIZ研究会 at 23:41| Comment(0) | TrackBack(0) | Mi-TRIZ 2008年

2008年07月23日

宮城TRIZ研究会、2008年度の活動(第一回目)のお知らせ

宮城TRIZ研究会の今年最初の活動を7月24日に行います。この場を借りてお知らせします。

本来であれば、Mi-TRIZサイトから公表するべきところでしたが、管理システムの不調で、何度試してもログインできないまま、本日になりました。直前のご案内で皆様ご予定がきついかもしれませんがもしご参加できるようであればぜひおいでください。

今年は、5回の活動を予定しており、いずれも、仙台コーディネータ協議会の分科会(TRIZ分科会)と同時開催いたします。

詳細は添付ファイルをご覧ください。

Mi-TRIZ2008の計画

なお、文中に、コーディネータを対象にしている旨の記述がありますが、基本的にはあらゆる企業の方も参加可能。当日ふらりと立ち寄ってください。初回は、先日の大阪での講演を再現し、それから今回初公開となる技術課題解決ツールで問題解決を一緒にしてみたいと思います。
posted by 宮城TRIZ研究会 at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | Mi-TRIZ 2008年

2008年07月12日

VE協会の講演スライド

VE協会での講演のスライド(PDF)をアップします。




   講演スライド   

    重たいので「保存」してから
    見る方が早いです。




ご質問、ご感想があれば、お気軽にご連絡ください。rikie.ishiiあっとまーくgmail.com
TRIZ発想カード(智慧カード)の入手(オンラインショップ)はこちら
posted by 宮城TRIZ研究会 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZセミナーレポート2008

2008年07月11日

VE協会でTRIZの講演をしてきました。

7月11日。日本VE協会で講演をさせていただきました。

VEは、価値工学(バリューエンジニアリング)という技術開発の手法です。

参加者の人数を事務局から聞いてびっくり!しました。200名を超えるとのこと。

講演者の方向から会場を見ると、こう見えます。

230mei.jpg

このくらいの大人数の前で、講演なり学会発表なりをする経験はめったにありません。臆することなく、うまくしゃべり切りたいなぁ…と腹をきめて、壇に上りました。

会場からみるとこう見えたようです。

VE_TRIZ.jpg

豆粒、とはいえないまでも、かなり遠いですね。その位の遠くまで、意志を伝える、そういうつもりでお話しさせてもらいました。

私は、5人の講演者のトップバッターです。「技術講演」という位置づけで、TRIZやある種の発想手法を、1時間ほど時間をいただきました。それから、3人の方がVE事例を発表されました。シャープのヘルシオでの事例、和歌山での橋梁工事での事例など、興味深い事例が続きました。

最後は基調講演。セキセイの西川社長が大変興味深い、文具開発を通じた発想のヒントをお話いただきました。セキセイといえば、A3の書類をおらずに入れられる「アルタートケース」やsediaのブランドで文具を製造させている老舗企業です。講演前に、同社の若い方とお話したのですが、楽しい企業文化であることがうかがい知れました。

「なんでやねん」と考えること。それを中心軸にすえて、トークも楽しく、大変ためにもなるお話をいただきました。



クリエイティブな文房具が大好きな私としては、開発品ヒント集、のような今日の講演は本当に楽しくきかせてもらいました。楽しい企業文化の同社。いつか同社の方と一緒に仕事をしたい(何かを創りたい)なぁ、と思いました。
posted by 宮城TRIZ研究会 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZセミナーレポート2008

2008年07月07日

斬新なアイデアを30分で思いつく方法――TRIZ、再び



1.対象となるモノの「効用」「コスト・害」を列挙する。
2.究極の姿(効用を最大化、コスト・害を最小化)を書き出す。
3.その状態をぎりぎり実現可能なくらいに条件を緩めて、発想する。



 なお、この方法で発案した場合、理想性が高いアイデアになるので、(斬新なだけではなく)筋の良いアイデアができやすい。
posted by 宮城TRIZ研究会 at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | プレスリリース&メディア掲載