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2008年07月11日

VE協会でTRIZの講演をしてきました。

7月11日。日本VE協会で講演をさせていただきました。

VEは、価値工学(バリューエンジニアリング)という技術開発の手法です。

参加者の人数を事務局から聞いてびっくり!しました。200名を超えるとのこと。

講演者の方向から会場を見ると、こう見えます。

230mei.jpg

このくらいの大人数の前で、講演なり学会発表なりをする経験はめったにありません。臆することなく、うまくしゃべり切りたいなぁ…と腹をきめて、壇に上りました。

会場からみるとこう見えたようです。

VE_TRIZ.jpg

豆粒、とはいえないまでも、かなり遠いですね。その位の遠くまで、意志を伝える、そういうつもりでお話しさせてもらいました。

私は、5人の講演者のトップバッターです。「技術講演」という位置づけで、TRIZやある種の発想手法を、1時間ほど時間をいただきました。それから、3人の方がVE事例を発表されました。シャープのヘルシオでの事例、和歌山での橋梁工事での事例など、興味深い事例が続きました。

最後は基調講演。セキセイの西川社長が大変興味深い、文具開発を通じた発想のヒントをお話いただきました。セキセイといえば、A3の書類をおらずに入れられる「アルタートケース」やsediaのブランドで文具を製造させている老舗企業です。講演前に、同社の若い方とお話したのですが、楽しい企業文化であることがうかがい知れました。

「なんでやねん」と考えること。それを中心軸にすえて、トークも楽しく、大変ためにもなるお話をいただきました。



クリエイティブな文房具が大好きな私としては、開発品ヒント集、のような今日の講演は本当に楽しくきかせてもらいました。楽しい企業文化の同社。いつか同社の方と一緒に仕事をしたい(何かを創りたい)なぁ、と思いました。
posted by 宮城TRIZ研究会 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZセミナーレポート2008