最終日も興味深い発表が続きました。最終日は、すこしがんばってダブルトラックの英語発表のラインを聞いていました。英語ができない私としては、話していることをぎりぎり理解できないのですが、Aが何かのアクションをしてBになる。という部分だけは何とか聞きとって、技術的な要素を拾うようにしてみました。以前より少しだけ、聞き取れたような気がします。英語サイドの発表は、国内の発表者とはまたちがったテイストのものが多くて、内容的には大いに刺激になりました。「すぐに使えるツール」というような小さなまとまりを目指す私の発表とは、規模も方向も違います。大きな刺激になりました(もちろん、それでもなお、自分たちのミッションを考えると、これまでの自分たちの路線を決して変更するべきではないとおもっています)。
特に興味深い技術の話としては、オーストリアの方のシャウベルガーに関する発表でした。渦、螺旋、というものがもつ特徴で、非常に効率性のいい技術をつくっていった偉人の功績を、TRIZ的に解釈してみよう、としたものです。このオーストリアの方とはホテルに着いたその日の夕食からあって、少しずつ話を聞いていましたが、発表をみて、初めて本当の全体がわかりました。効率のいい渦構造のクワ、リパルシン、という回転体の構造に関する話。どこまでをどういう位置づけで受容していいのか、わからないほどの話でした。これについては、長い時間の中でまたこのトピックに出会って考えてみる時が来る気がしました。
さて、私たちが2008年に開発した3つのツール、ここにPDFデータファイルでアップしておきます(ネット上への公開は、ここで公開するのが初の公開になります)。

上記をクリックすると、圧縮ファイルがダウンロードできます。
「社内でちょっと手軽にTRIZの味見をするのに使ってみよう」というときには、ご自由にお使い下さい。使ってみて分からないところがあれば、気軽に当会までお尋ねください。あるいは、感想や「こんなもの、あったらいいなぁ」というご要望でも、大歓迎です。
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宮城TRIZ研究会