今日から、某社さんの新人研修がスタートしました。7週間にわたる新製品構想の研修です。
創造技法として使うものは「TRIZの9windows(ナイン・ウインドウズ:9画面法)」です。
この創造技法は過去と現在の差分から未来を構想する、というものです。TRIZの他のコンテンツは「発明原理(≒技術的ブレークスルーの40パターン)」や「トレンド(技術進化の31パターン)」といった具体的なパターンが発想を引き出すのに対して、9windowsは、思考プロセス、という点でTRIZの他の技法ほどの派手さはないのですが、シンプルな本質が9つのセルにまとまっていて実は初心者にもかなりの効果をもらたす技法だとおもいます。
この新人さんたちの研修、「未来の可能性を創る人を作る」仕事だと思って、本気で取り組んでいます。私は教育の専門家になりたいわけではないので、こういうタイプの仕事はどちらかと言えばイレギュラーですが、やるからには、本気です。
夕方、講義の終わった後も急いで自宅オフィスに戻り、関係者の資料となる動画ファイルを編集して配布したり、コミュニケーション用のメール関係の整備をしたり、していました。
ちなみに、アイデア会議マスター01(ブレイン・ライティング・シート)を使って発想してもらいました。発想に苦労している様子でしたが各チームのトップアイデアを伺ったところ、「おお、それはおもしろい」とおもうアイデアがいくつもありました。
これからの各チームのアイデアが育っていく様子が楽しみにです。ちょっと「ファーマー(農業者)」な気分ですね。アイデアの。
2009年04月20日
2009年04月16日
20年後の新製品を考案する新人研修
東北地方の電子機器メーカ大手さんの新人研修を、今年お手伝いします。創造性の技法の研修講師、という表現が適切でしょうか。
TRIZの9windowsという手法を用いて20年後の製品を構想してもらいます。数か月にわたるプロジェクト的な研修です。最後の仕上げには、経営者層へのプレゼンがあります。
規模も大きく、参加人数も50名ほど。講師は私がメインで、その企業のベテランの方にお手伝いいただき、動向系の知識提供などを行います。
これを夕べも朝方まで作っていました。スライドの締め切りまであと24時間。今日も寝れない夜になりそうです。
研修設計において、私はまず「理念」を決めます。今回の理念は「20年後の経営者層が現在の経営者層にプレゼンする」というつもりで、将来の社長や経営層になる人を始動させていただく、というつもりで臨みます。実際、新人さんの教育を5年続ければ、20年後、部長やその上の職についている人が出るでしょう。
「学生を終えたばかりの若者に教えてやる」という気持ちは、みじんもありません。未来の経営者に伝えたいメッセージを、できる限り分かりやすく、楽しく経験してもらう、という強い意識を持って、この研修設計と講師に臨みます。
この研修の基本構想は、別のプロジェクトや企業でも適用できます。そうした研修開発にご興味のある方はぜひご相談ください。私が講師までするのは、どちらかといえば珍しいケースでしょう。研修開発のチームに、創造工学的なアドバイザーとして参画するようなライトなやり方もふくめて、私の専門性が役に立つのであれば喜んでお手伝いいたします。
TRIZの9windowsという手法を用いて20年後の製品を構想してもらいます。数か月にわたるプロジェクト的な研修です。最後の仕上げには、経営者層へのプレゼンがあります。
規模も大きく、参加人数も50名ほど。講師は私がメインで、その企業のベテランの方にお手伝いいただき、動向系の知識提供などを行います。
これを夕べも朝方まで作っていました。スライドの締め切りまであと24時間。今日も寝れない夜になりそうです。
研修設計において、私はまず「理念」を決めます。今回の理念は「20年後の経営者層が現在の経営者層にプレゼンする」というつもりで、将来の社長や経営層になる人を始動させていただく、というつもりで臨みます。実際、新人さんの教育を5年続ければ、20年後、部長やその上の職についている人が出るでしょう。
「学生を終えたばかりの若者に教えてやる」という気持ちは、みじんもありません。未来の経営者に伝えたいメッセージを、できる限り分かりやすく、楽しく経験してもらう、という強い意識を持って、この研修設計と講師に臨みます。
この研修の基本構想は、別のプロジェクトや企業でも適用できます。そうした研修開発にご興味のある方はぜひご相談ください。私が講師までするのは、どちらかといえば珍しいケースでしょう。研修開発のチームに、創造工学的なアドバイザーとして参画するようなライトなやり方もふくめて、私の専門性が役に立つのであれば喜んでお手伝いいたします。
2009年04月11日
TRIZ協会の執行委員
宮城TRIZ研究会会長は、日本TRIZ協会の新執行委員となりましたことを、正式にご報告します。
運営会議における討議に参画し、よりよい運営にむけて、微力ながら提案をさせていただきたいと思います。
また、私は広報委員にもなりました。シンポジウムのアナウンスやプレスへの事前アナウンスなど、私ができることならば全力で行う所存です。これからもよろしくお願いします。
運営会議における討議に参画し、よりよい運営にむけて、微力ながら提案をさせていただきたいと思います。
また、私は広報委員にもなりました。シンポジウムのアナウンスやプレスへの事前アナウンスなど、私ができることならば全力で行う所存です。これからもよろしくお願いします。
2009年04月08日
amazon.co.jp
2009年4月より、智慧カード等がamazon.co.jpから購入できるようになりました。
■ブレスター
(BrainStormingMaster)
チームでカードゲームを楽しみながら、自然とブレインストーミングの心理様式を学習するツールです。アイデア創出のツールとして使われているユーザさんも多数おられます。
■智慧カード
(Idea Pop-up Cards Japanese version)
TRIZ発明原理(技術的ブレークスルーの40パターン)を、短いフレーズとその概念を表す挿絵にした「技術的問題解決の発想を促進するカードツール」。カードゲームとして使うこともできます。単独でのシンプルな発想を競うゲームスタイルと、ブレスターを組み合わせて本格的なブレストのカードゲームを行う使い方ががあります。
■Idea Pop-up Cards
智慧カードのワールドワイド版です(今は、商品構成上、Idea Pop-up Cardsをベースにして、智慧カードはその日本語版という位置づけに再定義しています)。内容は智慧カードの英語版であり、チーム内に外国の方がいる時には、こちらを使った方が便利。実は、このIdea Pop-up Cards、シリアルナンバー1番はIDEOの本社に、2番はGoogleの本社に、3番はAppleの本社に収めています。
■アイデア会議マスター01/ブレイン・ライティング・シート
1時間6人の人をアイデア会議に投入すれば、必ず108つのアイデアと、それらを絞って3〜7つの魅力的なアイデアに仕上げる「ブレインライティング」&「ハイライト法」を、チームが不慣れでも実行できるように設計されたアイデア会議ツールです。創造的なアイデアを1時間のアイデア会議から確実に得るようにしたい、と考える全てのマネージャーに。
■ブレイン・ペーパー(フルセット)
欧文印刷さんの「消せる紙」に協力してもらい開発・制作したホワイトボード・ペーパーです。しかもアイデア創出会議専用の。会議のアイデア出しのパートでさっと用いる専用ホワイトボードがほしい、という方向けに作りました。個人で使うためのアイテムも入っています。
■『アイデア・スイッチ』
書名:アイデア・スイッチ
著者:石井力重
出版社:日本実業出版社
アイデア創出の技法を、一般の方むけに紹介した本です。普段、企画なんて縁がない、という方に向けて書きました。ほとんどの手法は3ステップにしてあります。
企画マンの方には好評だった、以前R25.jpで取材していただいたブレインストーミングのコツなども含めて、4章のブレインストーミングの部分では解説しています。
TRIZの初心者の方には、TRIZ(の一部の技法)で発想体験をしてもらえるのもになれればと思います。(そして本格的なTRIZ技法の習得へとオーソドックスな教科書へ上がってもらえたら幸いです。
■ブレスター
(BrainStormingMaster)
チームでカードゲームを楽しみながら、自然とブレインストーミングの心理様式を学習するツールです。アイデア創出のツールとして使われているユーザさんも多数おられます。
■智慧カード
(Idea Pop-up Cards Japanese version)
TRIZ発明原理(技術的ブレークスルーの40パターン)を、短いフレーズとその概念を表す挿絵にした「技術的問題解決の発想を促進するカードツール」。カードゲームとして使うこともできます。単独でのシンプルな発想を競うゲームスタイルと、ブレスターを組み合わせて本格的なブレストのカードゲームを行う使い方ががあります。
■Idea Pop-up Cards
智慧カードのワールドワイド版です(今は、商品構成上、Idea Pop-up Cardsをベースにして、智慧カードはその日本語版という位置づけに再定義しています)。内容は智慧カードの英語版であり、チーム内に外国の方がいる時には、こちらを使った方が便利。実は、このIdea Pop-up Cards、シリアルナンバー1番はIDEOの本社に、2番はGoogleの本社に、3番はAppleの本社に収めています。
■アイデア会議マスター01/ブレイン・ライティング・シート
1時間6人の人をアイデア会議に投入すれば、必ず108つのアイデアと、それらを絞って3〜7つの魅力的なアイデアに仕上げる「ブレインライティング」&「ハイライト法」を、チームが不慣れでも実行できるように設計されたアイデア会議ツールです。創造的なアイデアを1時間のアイデア会議から確実に得るようにしたい、と考える全てのマネージャーに。
■ブレイン・ペーパー(フルセット)
欧文印刷さんの「消せる紙」に協力してもらい開発・制作したホワイトボード・ペーパーです。しかもアイデア創出会議専用の。会議のアイデア出しのパートでさっと用いる専用ホワイトボードがほしい、という方向けに作りました。個人で使うためのアイテムも入っています。
■『アイデア・スイッチ』
書名:アイデア・スイッチ
著者:石井力重
出版社:日本実業出版社
アイデア創出の技法を、一般の方むけに紹介した本です。普段、企画なんて縁がない、という方に向けて書きました。ほとんどの手法は3ステップにしてあります。
企画マンの方には好評だった、以前R25.jpで取材していただいたブレインストーミングのコツなども含めて、4章のブレインストーミングの部分では解説しています。
TRIZの初心者の方には、TRIZ(の一部の技法)で発想体験をしてもらえるのもになれればと思います。(そして本格的なTRIZ技法の習得へとオーソドックスな教科書へ上がってもらえたら幸いです。