東北地方の電子機器メーカ大手さんの新人研修を、今年お手伝いします。創造性の技法の研修講師、という表現が適切でしょうか。
TRIZの9windowsという手法を用いて20年後の製品を構想してもらいます。数か月にわたるプロジェクト的な研修です。最後の仕上げには、経営者層へのプレゼンがあります。
規模も大きく、参加人数も50名ほど。講師は私がメインで、その企業のベテランの方にお手伝いいただき、動向系の知識提供などを行います。
これを夕べも朝方まで作っていました。スライドの締め切りまであと24時間。今日も寝れない夜になりそうです。
研修設計において、私はまず「理念」を決めます。今回の理念は「20年後の経営者層が現在の経営者層にプレゼンする」というつもりで、将来の社長や経営層になる人を始動させていただく、というつもりで臨みます。実際、新人さんの教育を5年続ければ、20年後、部長やその上の職についている人が出るでしょう。
「学生を終えたばかりの若者に教えてやる」という気持ちは、みじんもありません。未来の経営者に伝えたいメッセージを、できる限り分かりやすく、楽しく経験してもらう、という強い意識を持って、この研修設計と講師に臨みます。
この研修の基本構想は、別のプロジェクトや企業でも適用できます。そうした研修開発にご興味のある方はぜひご相談ください。私が講師までするのは、どちらかといえば珍しいケースでしょう。研修開発のチームに、創造工学的なアドバイザーとして参画するようなライトなやり方もふくめて、私の専門性が役に立つのであれば喜んでお手伝いいたします。