今日から、某社さんの新人研修がスタートしました。7週間にわたる新製品構想の研修です。
創造技法として使うものは「TRIZの9windows(ナイン・ウインドウズ:9画面法)」です。
この創造技法は過去と現在の差分から未来を構想する、というものです。TRIZの他のコンテンツは「発明原理(≒技術的ブレークスルーの40パターン)」や「トレンド(技術進化の31パターン)」といった具体的なパターンが発想を引き出すのに対して、9windowsは、思考プロセス、という点でTRIZの他の技法ほどの派手さはないのですが、シンプルな本質が9つのセルにまとまっていて実は初心者にもかなりの効果をもらたす技法だとおもいます。
この新人さんたちの研修、「未来の可能性を創る人を作る」仕事だと思って、本気で取り組んでいます。私は教育の専門家になりたいわけではないので、こういうタイプの仕事はどちらかと言えばイレギュラーですが、やるからには、本気です。
夕方、講義の終わった後も急いで自宅オフィスに戻り、関係者の資料となる動画ファイルを編集して配布したり、コミュニケーション用のメール関係の整備をしたり、していました。
ちなみに、アイデア会議マスター01(ブレイン・ライティング・シート)を使って発想してもらいました。発想に苦労している様子でしたが各チームのトップアイデアを伺ったところ、「おお、それはおもしろい」とおもうアイデアがいくつもありました。
これからの各チームのアイデアが育っていく様子が楽しみにです。ちょっと「ファーマー(農業者)」な気分ですね。アイデアの。