9月18日。宮城TRIZ研究会、定期勉強会の第9回目を行ないました。
早いもので、1月から12回連続勉強会を始めて、もう、9回です。後3回行なうと、この定期勉強会は終了。あらためて、来年も勉強会をするのか、あるいは別の形態で活動をするのか、残り3回で決めてゆきたいとおもいます。
当会が中心となって開発した智慧カードは、TRIZシンポジウムで知り合った方やITmediaさんの記事をご覧になられた方から、興味を持っていただき、全国に出荷させていただきました。9月上旬に、初めて開発を発表したこのカードツールが、わずか1ヶ月足らずで100近いオーダーをいただき、全国の方にお届けすることになるとは、予想できませんでした。TRIZをテーマにしたものなので、もっとゆっくりと、必要な方が見つけて買われてゆくだろうとおもっていたのですが。そんな現在の状況を会の中で報告させていただきました。
さて、TRIZをもっと簡単に活用してもらうために、そのツールは出来ました。道具が出来たので、次は、実際にツールを活用する活動、です。次のテーマは、TRIZを活用して実際に、製品開発のアイデアを出していく活動を展開したいと思います。
実際にそれが企業にとっての新商品のアイデアになれば幸いですし、そうでなければ、「TRIZをもちいて企画した、既存商品の革新アイデア集」といった形で世に提供していきたいと考えています。
幸い、私が、地元産業団体で、TRIZをテーマにした連載を持たせていただくことになりましたので、そこから、後者の活動を展開していくことは出来そうです。それを通じて前者のようなケースが出てくれば幸い。
宮城TRIZ研究会は、少数精鋭ですが、その活動の視点は、長期ビジョンで20年先の地域産業の発展を見つめています。智慧カードのような、分かりやすいモノばかりではないとおもいますが、20段の階段を上がったその先の未来には、ワンダーな未来があってほしい。そう思います。智慧カードは、階段の一段目に過ぎません。小さいけれども、大きな未来へ通じる確かな一歩として、当会は次の階段に歩みを進めます。
なお、私見ですが、宮城には20年の間に、非常に高い確率で、大規模地震が発生すると考えられます。防災、減災のアイテムは、未充足なニーズが多いと感じています。生き延びるというのは、生命体の本能ですが、それを高度に支援するアイテムを企画する、改善提案する、というのも、宮城独自の活動として、望ましいのではないかと思います。当会なりの社会への貢献は、まだまだ小さなものですが「この組織があってよかった、といってくれる人が、世界中にいるようなモノ(アイテムや情報・知識)を創る」そんな大志を抱きつつ、身の丈にあった速度で進んで行きたいと思います。
2007年09月20日
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