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2006年08月02日

複数のアイデアからスターアイデアへ。(Stuart Pugh コンセプトの進化と選択プロセス)

アイデアをどうやって絞り込むか。これはアイデアの評価に関係し難しい問題です。それを行う良い方法として「コンセプトの進化と選択プロセス」というものがあります。スチュアート・ピュー(Stuart Pugh)。

Pugh、コンセプトの進化と選択プロセス.JPG

本格的な方法は、別の機会に譲るとして、アイデア出しの技法ワークショップ用に、簡易版にまとめてみると次のような作業になります。(注:Pughの方法論からアレンジしています。)

1、アイデア群から、主要なアイデアを選びリストアップする。
6〜10のアイデア。
(類似していても独立したアイデアであるとしたいものはリストに。)

2、比続的良いものを選び基準アイデアとする。

3、自チームが重要と考える評価基準(クライテリア)を3つ定める。
デフォルトは、「ユーザの効能」「コスト」「実現しやすさ」。

4、クライテリアでアイデアを評価する。
基準アイデアに対し、優れているもの「+」、同等「S」、劣っているもの「−」。
ディスカッションを通じて得られる洞察も大切。

5、クライテリア毎に「+」がついているアイデアのエッセンスを統合し
スターアイデアを作る。
統合できない場合は最も良いものを採用。


なお、時間が許せば、別の「比続的良い」コンセプトを基準コンセプトとして同様の作業をします。3回できるとベストです。

(参考文献)
TRIZホームページ 
その1 19ページ
その2 5.4
MRIリサーチアソシエイツ(goldfire.jp)
その1 13ページ
posted by 宮城TRIZ研究会 at 06:41| Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZとは&TRIZに関する考察
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