12月8日。仙台で開かれた産業能率大学のTRIZセミナーに参加してきました。
聞かせていただいたセミナーはこちら。
”TRIZ”を活用した技術者育成の新しい取組み
内容は「TRIZとは」「TRIZ-DE(※)」「リスクマネジメント(リスク予測手法)」でした。とても勉強になる良い内容。新潟から駆けつけた甲斐のある3時間でした。
詳しい内容は、掲載を差し控えます。(宮城TRIZ研究会の内部で資料の印刷・転載はせず、対面に限り、情報共有してゆきます。)
地域の中小企業の社長さんに、いろいろお話を伺った際に、コア技術をもった企業さんほど「うちの会社、次の事業を作る人間が必要なんだよ」とおっしゃっていました。いまの事業は、いずれ社会の変化で衰退する。そういうことを深く洞察した社長さんは、今の事業基盤が永遠ではないことをよくしっています。一方で、いつも新事業や新製品開発をおこなっているわけではない自社で、育っていく中堅社員が「創る」系の仕事を経験していないことが多く、社長の次の人材を育成し切れていない、とおっしゃいます。
そうしたときに、具体的な技術開発手法、しかも概論ではなく、実践的なツールとなりえるものが必要だ、と感じました。その意見は、宮城TRIZ研究会の設立と大きく関係しています。そうした新製品開発において、試行錯誤100%から、成功確率を上げるツールを地域に普及させたい、という思い。
さて、話は戻ります。本日のTRIZ-DE。これは、そういう自社の事業の5〜6年後、あるいは、3年後。そういった事業がどうあるべきかを描き出します。過去に学び未来を予測し、少し先の未来を描き出す。産能大の提供するサポートはそうした、企業の未来を描く人材を育てる人材開発に一つ特徴があるように感じました。
TRIZ-DEとは:DEは”Directed Evolution:方向づけられた進化”、「技術進化のパターンを活用して、未来への新製品企画や開発の方向づけ等に活用する」(引用、産能大 WEBサイトより)ものです。9つのステップで構成。
2006年12月08日
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