2007年、Mi-TRIZ(宮城TRIZ研究会)は、毎月、自主勉強会を行います。年間の活動日程を先月の研究会で定めました。以下、ご報告します。
TRIZ(トゥリーズ)とは:
TRIZは「創造的問題解決の理論」を意味しています。膨大な特許から
発明に見られるパターンを抽出して活用できるように整理体系化した
大きな知識体系です。学習に長い時間かかることと「(技術的)発想」
を支援する理論であることから、なかなか、十分な知識活用ができず、
活用したいけれども、うまく使えない、という方も少なくないのが現状です。
TRIZは、知の構造化、創造性開発、という現代の2つのトレンドに
うまくマッチした優れた理論です。将来、TRIZの具体データは変遷すれども、
TRIZの根本思想は、ある時点で大きく受け入れられると予想されます。
宮城TRIZ研究会とは:
宮城地域におけるTRIZの情報収集・共有・活用のための非営利活動を
行う任意団体(勉強会)です。多くの方がTRIZの活用をできるような
関係性を作っていこうとするする人々によって運営されています。
■基本的日時■
日程:毎月15日(土日の場合は前倒し。直前の金曜日に。)
時間:15:00〜17:30
場所:Five Bridge 会議室
具体的日程は以下です。
1月15日(月)
2月15日(木)
3月15日(木)
4月13日(金)
5月15日(火)
6月15日(金)
7月13日(金)
8月15日(水) お盆につき、変更する可能性あり。
9月14日(金)
10月15日(月)
11月15日(木)
12月14日(金) 納会、翌年度の計画策定
自主勉強会の内容は
1)自由参加(当日、ふらりと立ち寄っても結構です。)
2)TRIZの書籍・シンポジウムなどのテキストが閲覧できます。
3)TRIZの活用方法、ポイント、近況報告〜簡単なディスカッション。
を予定しています。
その背景:
1)TRIZの活用を希望する人は、企業・組織の中においても特に創造的な役割を担っているため、多忙な人が多く、「必ず参加」は、大きなハードルになります。一方で、創造的な属性の方が多いので近況報告だけでも、ずいぶん、知識交換に資するだろうと、予想しています。(これは、仮説、ですが。)
2)TRIZの書籍は、市場規模から言って、常に品薄です。高価な本も多いので、長い時間をかけ書店へ取り寄せてみて、「やっぱりいらない」ということがありそうです。そうおもうと、なかなか、本を手に入れることも敷居が高いです。
シンポジウムなどで企業の製品開発のリアルケースが発表されます。その情報が載ったテキストなどは、ほとんど、複写されることがありません。私もふくめ、WEBにあげる人も、個別の情報の記載には、注意深く配慮しています。そのため、専門的な場に出ないと手に入らない情報がおおい状況です。私が国内の各種TRIZセミナーに参加したさいの資料を勉強会の間は、自由に閲覧してもらえるようにします。
メンバーから事前に「昔のなになにの資料」とか「○○さんの書いた本」という希望を出してもらえれば、国内の関係者に打診して貸してもらえるように働きかけてみます。(この場合、送料などの実費は利用者負担)
3)近況報告、や、簡単なディスカッションでは、製品開発、技術開発の現場で、「これこれに困っていてさ」といったことや「TRIZの本を見てこんな感じのことをしてみたんだ」的な話が自由に意見交換できれば、とおもいます。宮城のような地方部においては、中小で活躍する技術者は企画から生産まで多様な仕事を担います。一方で、なかなか業界の中での情報交換や課題ディスカッションは行う機会がありません。TRIZからちょっと外れても、技術の課題解決、というテーマで、情報交換できれば、幸いです。
なお、私からは、TRIZが実効的に活用できるようなツールづくり、について、定期的に報告していきたいと思います。以前紹介したTRIZカードなどのツールです。TRIZに興味がない人でも簡単に使ってみて、「手法の魅力を味見」してもらうアイテムです。メンバーの方が多い少ないに応じて、そうしたテーマについてのディスカッションも織り交ぜて見たいと思います。
以上、自主勉強会は、費用は無料です。しかし、将来的には、なにかの形で貸し会議室の費用などを確保してゆきたいと思います。(願望、としては、開発するTRIZツールが売れてその収益でまかなえたならば最高ですが。)
2007年01月07日
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