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2007年06月05日

異なるものを作ると見えてくるものがある。

6月4日。TRIZベースで、楽しくアイデア出しをするカードゲームの試作品が出来ました。実に、バージョン6。結論としてはもう少し手を加える必要がありましたが、何とか、技術的アイデア出しを楽しめるものになりました。

日中は、研究開発型中小企業の創業会長や、ハイテク企業の所長さんがFiveBridgeに遊びにいらしたので、この試作品を試してもらいました。「こりゃなんだ」「なになに、『**をせよ』だと。そもそもだなぁ・・・」「字が小さいぞ」などのブーイングとも応援とも取れる声が多かったのですが、最後は楽しんで「俺のアイデアがいいものだから、ほめろ」といった会長さんもいらして、皆さん楽しんでもらいました。改善すべき点も沢山発見しました。

chieca0605.jpg

夜は、開発チームの一部メンバーと日付が変わるまで打ち合わせ。ブレスターに付いてのある種の作業と、この新しい開発品について。結論としては、十分アイデアフルな人ならが、この段階でも楽しめるものですが、もっと、広い属性を対象に商品にするには、工夫すべき点があるとわかりました。特にブレスターがいかなるものであるかを、この次期開発を通じてよくよく理解することになりました。ブレスターには、ある種の効果を伴った独特の方法がありそうだと、テストプレイのころから感じていたのですが、ここに来て、その顕在化が一気に進んでいます。たぶん秋のいくつかの学会で発表できるのではないかと思います。

この独特の方法を、ブレスター・メソッドと呼ぶならば、技術アイデア出しのカードには、ブレスター・メソッドとTRIZのエッセンス(技術的ブレークスルーの40パターン)の両方を組み合わせたものといえます。ターゲットは狭く絞っていますが、より効果的な技術的思想のひきだしツールになるだろうと、確信をもった夜でした。
posted by 宮城TRIZ研究会 at 14:05| Comment(0) | TrackBack(0) | Mi-TRIZ 2007年
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