TRIZとCPSの相違点に注目してみると次のようなポイントがあります。
まず、発想のトリガーリストは、「問いかけ」スタイルがいいのか、あるいは「単語や文 & 詳細説明」スタイルがいいのか。
これについては、「指示語にする」というスタイルも考えられます。(智慧カードは、指示語のリスト。)発案を引き出すにはどういう文スタイルがいいの、議論の余地がありそうです。
それから、何分野で、成立可能か、ということです。TRIZは技術アイデアをだします。CPSは広い分野ですが特にビジネスアイデアを出します。それ以外の分野でも、こうしたものが成立可能かどうか。
これについては「プロフィットモデル(収益構造)」のトリガーリストや、災害や遭難したときに生き抜く方法のトリガーリストというものなど、有用知識の創造を考えることにつながりそうです。
そして、「どのように使うツールであるのか」も考える余地がありそうです。TRIZの場合、矛盾問題に問題を整理して、マトリックスをおっていって、有効度の高いトリガー4つを抽出します。CPSの場合は、トリガーリストを集約した7項目で粗くチェックしてみて、それから詳細版で、そのグループにある問いかけで、更に発想をしていきます。この2つの方法には、一長一短があります。
直ぐにできるのはCPSのほうです。しかし、より思考のリソースを効果的に集中させるには、TRIZのほうが、機能的です。
CPSの48の問いがどういう問題にてきするのかを選ぶ「CPSマトリックス」が仮に作れたならばそれだけでもかなりの意味があります。
以上、TRIZとCPSの相違点から、ざっとディスカッション・ポイントを列挙してみました。
これについては、特に「新しいトリガーリストを作れるならば、どこの分野がいいのか」が興味深いと思います。
2007年11月03日
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