宮城TRIZ研究会は、2006年5月15日に発足いたしました。
近年急速に展開するTRIZは、世界中で活用される技術開発の理論のひとつであり、技術開発マネージメントの諸理論の中でも非常に具体的な知識セットを有する点が大きな特長といえます。学問としての技術開発マネージメントではなく、コミュニティー・オブ・プラクティス(実践者で形成されるコミュニティー)が自ら選んで活用する技術開発マネージメントであるゆえんです。
日本におけるTRIZ活用状況は、大阪、名古屋といった関西エリアと東京圏が機軸となって全国に展開しています。東北地域においては、いまだ力強い展開は見られておりませんでした。一方で昨今の地域活性化、地域における新産業創出、それらを作り出す基盤としての地域イノベーションシステムの構築がさけばれ、東北の地場の企業各社が効果的な技術革新を模索しています。そうしたなか、TRIZに対する理解・普及から活用までを組織的・継続的に支援し、東北地域に根ざした知的資産として定着する目的で、宮城TRIZ研究会は、発足いたしました。
多くの皆様にご協力いただきながら設立した本研究会は、初年度の活動としては、その知識の集積と地域への入門的知識の提供を目標として展開し、以降の発展へとつなげてゆく方針です。そうした活動を通じて、地域の皆様の要望をより多く踏まえ、次年度以降への本格的な活動へとつなげてまいります。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
なお、会の略称は、Mi-TRIZ(ミトリーズ)といたしました。Miが宮城の頭文字であり、さらに読みが、ミトリーズ(見取り図)、つまり宮城TRIZ研究会が、イノベーションの見取図となり地域の皆様のお役に立てることを願い命名しています。
宮城TRIZ研究会
会長 石井力重
2006年05月15日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/31823155
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/31823155
この記事へのトラックバック