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2006年11月19日

試作、TRIZカード

宮城TRIZ研究会の活動の一環として、TRIZの初心者向けの知識提供に取り組んでいます。TRIZの内容の一部を、ゲームやワークショップの中で、ポイントで使って楽しんでもらいたい、そう思います。

先ずTRIZの一部を体験してもらい、その効果にふれてもらう。そこで大きくTRIZの魅力に気がついて、自ら本格なTRIZの知識に意識が向いていく。そういう「意識化」が必要と考えて、ゲームなどを試作しています。

その一つ、TRIZカード。というものを試作してみました。販売する目的ではありません。私的に内部で勉強のために使うものです。なので、100円ショップですべての部材をそろえます。100円のトランプ、100円のプリンター用シールシート。それらに”TRIZ40の発明法則”の概要情報を印刷して、貼り付けます。40枚とJOKER2枚、計42枚を使います。

TRIZカード.jpg

詳しい方法の説明は省きますが、若いエンジニアなどで輪になって、ちょっとした技術的な課題のアイデア出しを、余興的に行うものです。アイデアを出していって長く残れたらカードがもらえます。TRIZカードがヒントになるので勝っている人ほど発想材料ができて、有利になります。ただひっくり返されるリスクもはらんでいきます。60分経つかカードがなくなったら終了。そんな感じのものです。(とはいえ、TRIZ熟知者には、カードが多くてもさほどメリットはありません。知識を持っている人はカードが無くてもアイデア耐久レースに勝てるでしょうから。)

そのほか、40の発明原理をランダムに抽出するために、1〜40を均等に出すためのサイコロを作成しています。これもまた、既存の100円ショップで調達します。普通の四角いサイコロ3つに、お手製のシールをはって、同時に3ついっぺんに投げます。ランダムに出てくる数字の示す数(1〜40)を使って、発明原理を参照します。(本当は、発明原理は根本的矛盾の分析ワークの後に適用するものなのですが。)これを使ってまた別の楽しみ方をしてみたいと思います。

1〜40に対応するサイコロ.jpg
posted by 宮城TRIZ研究会 at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | Mi-TRIZ 2006年

2006年11月18日

パットブレーンの片岡さん、来仙。

11月18日。東京からパットブレーンの片岡さんがお見えになりました。片岡さんはTRIZの専門家であり、東北大ゆかりのかた。先日の宮城県産業技術総合センターでTRIZセミナーの講師もしていただきました。今日は恩師のイベントで仙台にお見えになったとのこと。市内のホテルで1時間ほどお話を伺いました。

TRIZのソフトウエアのGFIN(ゴールドファイヤーイノベータ)を見せてもらいました。ソフトウエア分野のTRIZコンテンツがありなかなか使い勝手がよさそうです。

聞けば夕べは深夜運行バスで仙台にいらしたとか。多忙ななかの仙台出張だったようです。TRIZの普及展開について熱心な方はバイタリティーあふれる方が多いようにおもいます。

宮城TRIZ研究会からも、ちょっとした企画を考え始めました。TRIZキッズ。TRIZの初心者の集まりの席で、ちょっとTRIZ発想法であそんでみる余興ゲームです。本当のTRIZは広くて深い。その一部を楽しんで使ってみて、ユーザーの間口を広げるためのちょっとしたツールです。なので、テイストはきわめてシンプルでおもちゃ風。本当のTRIZユーザに叱られてしまいそうなものなので、キッズ(子供)と銘打ってみました。今、開発中のアイデアボードの副産物として、時折つくっています。次のシンポジウムまでには、なにか様子をまとめてみたいと思います。片岡さんからは様子の動画を、ともアドバイスをいただきました。
posted by 宮城TRIZ研究会 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | Mi-TRIZ 2006年

2006年10月25日

Mi-TRIZ(宮城TRIZ研究会)中期計画ミーティング。

10月24日。Five Bridgeにて、宮城TRIZ研究会を開催しました。今回は、今後の三年間の活動方針をディスカッションしました。詳細は、会の公式サイトに掲載したいと思います。

宮城TRIZ研究会
posted by 宮城TRIZ研究会 at 06:37| Comment(0) | TrackBack(0) | Mi-TRIZ 2006年

2006年09月04日

宮城県主催のTRIZセミナー

宮城県産業技術総合センターにて、TRIZセミナーが開催されます。講師は、東北大通信研究所やメーカ勤務を経て、現在知財の専門家としてご活躍されている片岡敏光氏です。このセミナーには3つのPRポイントがあります。
▼製品改良から独自開発まで、技術開発、知財に携わる方に最適です。
▼問題解決のスピードUP、強い特許が取れるアイデアの出し方を学ぶことができます。
▼心理的惰性の打破、イノベーションへの気づきを得られます。

     〜 記 〜

■演題:「TRIZで自社技術ブラッシュアップ」強い特許取得を目指して
■日時:2006年9月21日 14:00〜16:00
■場所:宮城県産業技術総合センター(仙台市泉区、宮城大学向かい)
■主旨:問題解決時の無駄な試行錯誤を減らし、コストダウン、アイデア出しの量産、スピードUPが可能となります。TRIZを使えば、 公知となってしまった自社技術のブラッシュUP、特許取得が可能なアイデアの創出も容易です。イノベーションを図り、強い特許を取るためTRIZをどのように使うか、長年現場で技術開発と知的財産創造に携わった講師が、具体例を交えてやさしく解説します。(パンフレットより抜粋。ファイルがうまく表示されないときにはこちらからはいって”技術セミナー一覧”の欄をご覧ください。)
■申込:パンフレットをご覧ください。


私が会長を務める宮城TRIZ研究会(Mi-TRIZ:ミトリーズ)も開催の協力をしています。アイデア系のかたも、技術開発の方も、MOTの方も、ご興味があればぜひおいでください。
posted by 宮城TRIZ研究会 at 06:47| Comment(0) | TrackBack(0) | Mi-TRIZ 2006年

2006年08月17日

宮城TRIZ研究会(Mi-TRIZ)

宮城におけるTRIZの情報の共有と発信・理解・活用を目的とした組織、宮城TRIZ研究会(略称、Mi-TRIZ:ミトリーズ)の公式サイトをwikiを使って開設しました。

宮城TRIZ研究会 公式サイト

2006年5月に設立した組織で、創設者である私が会長兼事務局長を務めています。TRIZに関する組織作りやそこでの活動を通じ、地域に付加価値の高い事業を創出する支援をできれば幸いです。
posted by 宮城TRIZ研究会 at 06:45| Comment(0) | TrackBack(0) | Mi-TRIZ 2006年

2006年07月20日

TRIZセミナーの企画ミーティング。

5月20日。今日は某所の方とミーティング。宮城でTRIZのセミナーを企画しています。これまでにも何度か打ち合わせをして、PR用のポスター案ができてきたので、それの内容についてディスカッション。

私の方で請け負う仕事を確認してゆきます。企画ごとなので方向性やこういった感じで、ということをお互いに共有しながら作業を確認・分担してゆきます。セミナー企画のプロが推進してくださっているので、もういきなりハイレベルなポスターが案として提示されてきて、その能力に感心。この企画の担当をされている方は非常に多忙な人なので手早く案を作られたとおもうのですが、そのクオリティーは相当なものでした。

このセミナーの開催を通じて、地域の技術系企業、技術者の方々が、効果的な技術開発の指針として、TRIZのエッセンスを吸収していただけたら幸いです。今以上に優秀な企業がたくさん活躍する地域になることを目指して、日々できる限りのことを汗をかきかき走り回って提供してゆきます。この日の打ち合わせは4本。どれもとても充実したものとなりました。
posted by 宮城TRIZ研究会 at 23:05| Comment(0) | TrackBack(0) | Mi-TRIZ 2006年

2006年05月15日

ご挨拶

宮城TRIZ研究会は、2006年5月15日に発足いたしました。

近年急速に展開するTRIZは、世界中で活用される技術開発の理論のひとつであり、技術開発マネージメントの諸理論の中でも非常に具体的な知識セットを有する点が大きな特長といえます。学問としての技術開発マネージメントではなく、コミュニティー・オブ・プラクティス(実践者で形成されるコミュニティー)が自ら選んで活用する技術開発マネージメントであるゆえんです。

日本におけるTRIZ活用状況は、大阪、名古屋といった関西エリアと東京圏が機軸となって全国に展開しています。東北地域においては、いまだ力強い展開は見られておりませんでした。一方で昨今の地域活性化、地域における新産業創出、それらを作り出す基盤としての地域イノベーションシステムの構築がさけばれ、東北の地場の企業各社が効果的な技術革新を模索しています。そうしたなか、TRIZに対する理解・普及から活用までを組織的・継続的に支援し、東北地域に根ざした知的資産として定着する目的で、宮城TRIZ研究会は、発足いたしました。

多くの皆様にご協力いただきながら設立した本研究会は、初年度の活動としては、その知識の集積と地域への入門的知識の提供を目標として展開し、以降の発展へとつなげてゆく方針です。そうした活動を通じて、地域の皆様の要望をより多く踏まえ、次年度以降への本格的な活動へとつなげてまいります。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

なお、会の略称は、Mi-TRIZ(ミトリーズ)といたしました。Miが宮城の頭文字であり、さらに読みが、ミトリーズ(見取り図)、つまり宮城TRIZ研究会が、イノベーションの見取図となり地域の皆様のお役に立てることを願い命名しています。

                     宮城TRIZ研究会
                     会長 石井力重
posted by 宮城TRIZ研究会 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Mi-TRIZ 2006年