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2008年09月12日

TRIZシンポジウム2008の最終日です。

本日は、TRIZシンポジウムの最終日です。

最終日も興味深い発表が続きました。最終日は、すこしがんばってダブルトラックの英語発表のラインを聞いていました。英語ができない私としては、話していることをぎりぎり理解できないのですが、Aが何かのアクションをしてBになる。という部分だけは何とか聞きとって、技術的な要素を拾うようにしてみました。以前より少しだけ、聞き取れたような気がします。英語サイドの発表は、国内の発表者とはまたちがったテイストのものが多くて、内容的には大いに刺激になりました。「すぐに使えるツール」というような小さなまとまりを目指す私の発表とは、規模も方向も違います。大きな刺激になりました(もちろん、それでもなお、自分たちのミッションを考えると、これまでの自分たちの路線を決して変更するべきではないとおもっています)。

特に興味深い技術の話としては、オーストリアの方のシャウベルガーに関する発表でした。渦、螺旋、というものがもつ特徴で、非常に効率性のいい技術をつくっていった偉人の功績を、TRIZ的に解釈してみよう、としたものです。このオーストリアの方とはホテルに着いたその日の夕食からあって、少しずつ話を聞いていましたが、発表をみて、初めて本当の全体がわかりました。効率のいい渦構造のクワ、リパルシン、という回転体の構造に関する話。どこまでをどういう位置づけで受容していいのか、わからないほどの話でした。これについては、長い時間の中でまたこのトピックに出会って考えてみる時が来る気がしました。





さて、私たちが2008年に開発した3つのツール、ここにPDFデータファイルでアップしておきます(ネット上への公開は、ここで公開するのが初の公開になります)。

triz_like_tool_2008.jpg

上記をクリックすると、圧縮ファイルがダウンロードできます。



「社内でちょっと手軽にTRIZの味見をするのに使ってみよう」というときには、ご自由にお使い下さい。使ってみて分からないところがあれば、気軽に当会までお尋ねください。あるいは、感想や「こんなもの、あったらいいなぁ」というご要望でも、大歓迎です。


挑戦するあなたを、いつでも全力で、応援します。

               宮城TRIZ研究会
posted by 宮城TRIZ研究会 at 00:08| Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZシンポジウム2008

2008年09月11日

TRIZシンポジウム2008で開発したツールを発表しました。

TRIZシンポジウムの二日目です。今日は特に興味深かったのは、ポスターセッションで産能大の黒澤さんがご発表なされたお話でした。TRIZを学問、科学として、とらえて考えていく、というお話でした。

詳しいことを書いてしまうのは避けておきますが、私はこの発表はとても興味深く聞かせてもらいました。MOTの大学院生は時々TRIZを対象に研究論文を書きたい、と思うことがあります。(私もかつてそうでした)しかし、TRIZがノウハウや実用手法であってアカデミアの議論に乗ってこないじゃないか、と本人や指導教官は、判断してしまいます。なので、あまりアカデミアの参画が見られていない、のだとおもいます。TRIZは結果を出すものであって、アカデミアの視点は副次的、というものなんだろうか、と感じていたのですが、黒澤さんやTRIZのベテランの方々の問題意識や視点を聞いて、必ずしもそうではない(アカデミックな議論の土俵に十分上がるものだ)とおもいました。


さて、宮城TRIZ研究会の発表について、報告をします。

二日目の今日、午後一番で、発表をさせていただきました。(その説明は動画に残せなかったのですが、何らかの方法でビデオラーニングができるようなものを考えます)[講演のファイルは昨日のブログに掲載]

今日のブログでは、報告したツール群の説明ビデオをアップします。(この発表の朝、早起きをして窓際で撮影したので光の具合が徐々に変わっていたり、浴衣の袖が映り込んでおります)



■アイテム1■
黄色い40枚のカード「智慧カード」
(これだけは、2007年に開発したアイテムです)





■アイテム2■
選ぶ負担感の少ない表「小さいマトリックス」




■アイテム3■
技術的な発想を促すノート「技術的ブレークスルー・ノート」




■アイテム4■
進化トレンドを3グループに分けたシート「新製品の指針シート」


【注意】このアイテムに引用した「31の進化トレンド」は、著者に特別に許可をいただいて引用しています。




「あのツール、使い方って、どうするんだっけ?」というときには、ぜひ見てみてください。

少しでも多くの企業さんが、チャレンジに踏み出し新しい価値を創造していくことに、こうしたツール提供を通じて貢献できたらば、幸いです。
posted by 宮城TRIZ研究会 at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZシンポジウム2008

2008年09月10日

TRIZシンポジウム2008がはじまりました。

滋賀県・琵琶湖に来ています。2008年のTRIZシンポジウムが本日から開催されています。

今回は、写真やコンテンツ(講演の内容)などについては、取扱いに特に気を配っておられますので、紹介できる内容は部分ですが、とても面白いお話が沢山ありました。

まず、午前中は、チュートリアルという2時間の初心者向けTRIZレクチャーがありました。T午後は発表者から発表がありました。中でも、金沢の方から「親子でTRIZ」というお話がありとても面白く聞かせてもらいました。

今回は、他の方のお話について、情報発信がしにくいので、私のコンテンツを中心に報告をしたいと思います。

今回、宮城TRIZ研究会は、「企業が短い時間でTRIZを使うにはどうすればいいか」という切り口で、3つのツールを作りました、というお話をします。


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TRIZ2008ishii.jpg

 発表スライドは、↑をクリックすると
 ダウンロードできます

 重たいのでZIP圧縮してあります。
 開くと32ページのPDFファイルに

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※社内の勉強会で使いたい、という場合は、
 ご自由にお使い下さい
 ただし、WEBへのアップや多少利用方法として
 気になる使い方をしたい、というときは
 お気軽にご相談ください。
 宮城TRIZ研究会 
posted by 宮城TRIZ研究会 at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZシンポジウム2008

2008年08月10日

TRIZシンポジウムに参加しませんか(40秒CM)

動画は、音量にご注意ください、
40秒間、大きな音が流れます。



※ブラウザのJavaScriptをONにして、Flash Player9以上をインストールしてください。
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TRIZシンポジウムの申込〆切、迫る(8月25日) by ishiirikieさん

カンタンCM作成サイト コマーシャライザー





再生できない時があります。緊急措置としてyoutubeにアップしました(荒い画質)。

http://www.youtube.com/v/T0LpdVH4RYo

         ⇒ 動画終了時の「詳しくはこちら」のリンクはこちら



CM動画の目的:

TRIZシンポジウムへ参加しませんか。という趣旨でつくりました。私の発表スライドの一部を使って動画にしましたが、私以外にも、30近い発表がなされます。どれも示唆に富んで、開発ヒントがえられます。

毎年、「参加したいけれど迷っている」「締め切りがなんとなく過ぎてしまった」という声を聞きます。初心者でも気軽に参加できる場です。一般の場で開発者の創造過程のことをきけることはきわめてまれですが、創造技法であるTRIZのコミュニティーにはそれがあるんです。その意味でも、とても貴重な場であり、少しでも興味がある人ならば参加する価値があると思います。

創造技法というのは、本で学ぶのが非常に難しく、人から聞いて直感的にわかれば、かなり簡単にすっと理解することができる、という傾向があります。TRIZの勉強を本だけでしている方は、この機会に、1日だけでもシンポジウムに参加して「TRIZってこういうことかぁ」というのをお聞きになりませんか。きっと、そのあと、本が言っていることが見違えるようにわかる、そう思います。




補足:

コマーシャライザー、という無料のWEBサービスを使って、この動画をつくりました。映画予告というひな形を使ったので、えらくサスペンス感あるCMになっています。
シンポジウムの発表では、いつもどおりに、真面目なプレゼンテーションをします。CMのような大きな音が流れたり、画面が激しく動くようなことはありません。ご安心ください。
posted by 宮城TRIZ研究会 at 13:01| Comment(0) | TrackBack(0) | TRIZシンポジウム2008